最近、韓国各地に大量出没して話題になっている「ラブバグ」について、
天敵がいない理由が注目されています。
オンラインコミュニティでも「なぜ駆除されないのか?」といった疑問が多く見られました。
専門家によると、ラブバグの体液は強い酸性を持ち、
鳥やカエル、ヒキガエルなどの捕食者ですら食べるのを嫌がるとのことです。
アメリカの研究者キャロル・ワイアット・イヴァンス氏は、
酸っぱい味によって天敵から逃れられると指摘しています。
さらに硬い殻も食べにくさの原因になっているようです。
ラブバグは「益虫」に分類されることもあり、
生態系への影響を考慮して殺虫剤を使った大規模な駆除も制限されています。
そのため、毎年梅雨の時期に数週間だけ出没するこの虫に対しては、
基本的に“我慢”するしかない状況です。