韓国で映画「王と生きる男」の興行が続く中、撮影地として登場した江原道・寧越の清泠浦を訪れる観光客が急増している。
韓国の食品医薬品安全処は、4日から13日まで寧越郡庁と合同で、清泠浦周辺の観光地や飲食店約100ヶ所を対象に事前衛生点検を実施すると発表した。
最近、映画の人気により清泠浦を訪れる観光客は前年同期の約5倍に増加したという。
これを受け、当局は飲食店の衛生状態や価格表示の適正、いわゆる「ぼったくり」行為の有無などを重点的に点検し、観光客の被害を未然に防ぐ方針だ。
主な点検項目には、調理場の衛生管理、消費期限切れ食品の保管・使用の有無、従業員の健康診断実施状況などが含まれる。
特に訪問客が急増している状況を踏まえ、食中毒防止のための管理や価格表示の遵守状況を集中的に確認する予定だ。
また、映画の観客が多く訪れる観風軒周辺は「食品安全区域」に指定される予定だ。
映画「王と生きる男」は、1457年の朝鮮時代を舞台に、村の復興のため清泠浦を流刑地としようとする村長と、王位を追われ同地に流された若き王の物語を描いた作品だ。
幼くして廃位され命を落とした朝鮮王・端宗と、その最期を見守った巌興道の物語を中心に描かれ、観客から大きな支持を得ている。
映画は現在までに約921万人の観客を動員しており、1,000万人突破への期待が高まっている。