アシアナ航空は、熊本とソウルを結ぶ定期路線を10月26日から全便運休すると発表しました。原因は、韓国政府からの是正措置により機材のやり繰りができなくなったためです。
熊本-ソウル便は、熊本地震を機に一度廃止された後、2024年11月に約8年半ぶりに再開。ゴルフや観光需要に支えられ、直近の平均搭乗率は75%を超えるなど好調に推移していました。
しかし、韓国政府が「2019年以前の国内外路線を90%以上維持する」よう航空各社に是正を求めたことを受け、アシアナはタイ・プーケット便など過去路線の復活を優先。結果として熊本便の機材繰りが不可能となり、運休に至りました。
アシアナ航空福岡支店は「11月以降も予約は好調だったが、苦渋の決断。再開のきっかけを探りたい」とコメント。利用者からは惜しむ声が相次いでいます。