韓国で酒類消費が減少する中、ノンアルコール・低アルコール飲料市場が急速に拡大している。健康志向の高まりや飲酒文化の変化を背景に、酒類メーカー各社はノンアルコール商品のラインアップを強化している。
大手ビールメーカーのハイト眞露は主力ブランド「テラ」のノンアルコール商品発売を検討しており、「テラ・ゼロ」の商標も出願した。既存の「ハイトゼロ0.00」シリーズに加え、新ブランド投入で市場競争力を高める狙いとみられる。
競合のオービー麦酒は「カス・オールゼロ」を発売し、アルコール・糖類・カロリー・グルテンを含まない「4無」をコンセプトに市場を拡大している。ロッテ七星飲料も「クラウド・ノンアルコリック」を発売するなど、企業各社がノンアル市場に参入している。
背景には、酒を飲まない生活スタイル「ソバーキュリアス」の広がりがある。韓国のノンアルコールビール市場は2012年には約13億ウォン規模だったが、2025〜2027年には約2000億ウォン規模まで拡大する見通しで、ノンアル飲料は新たな飲料カテゴリーとして定着しつつある。