韓国では“バラードの皇帝”と呼ばれるトップ歌手ソン・シギョンが、日本ではあえてゼロからの挑戦を選んでいる。
韓国バラード界を象徴する存在でありながら、日本では大手事務所の支援もなく単身で活動を続けているという。
Netflix『隣の国のグルメイト』で松重豊と共演し、『千鳥の鬼レンチャン』にも出演するなど、日本での露出は徐々に増えている。
2月26日に公開されたYouTubeチャンネル「こんにちは チェ・ファジョンです」に出演し、日本活動の裏側を率直に語った。
SM、JYP、YGといった大手に所属せず、日本法人もない状態で、コーディネーターやスタイリストも付けずに一人で活動している現状を明かした。
「韓国で地位を築いた歌手が日本語を学び、無謀に進出しようとした前例はほとんどない」とし、日本の番組出演は決して簡単ではなかったと振り返る。
安全志向の強い日本の放送業界では、韓国での知名度とは関係なく「需要がない」という理由で音楽番組出演やアルバムPRに苦労したという。
突破口は、新たに縁ができた日本人マネージャーの存在だった。
その助けでフジテレビのバラエティ番組に出演することになったが、そこで求められたのは感情を込めた歌ではなく、音程バーに合わせるゲーム形式の企画だった。
「本当は歌手としてしっかり歌いたかったが、日本ではまず自分を知ってもらう履歴書が必要だった」と語る。
日本語が話せて、面白い人物だということを証明するための第一歩だったという。
彼がそこまでして日本活動に取り組む理由は、「後輩たちの道を広げるため」だと明かしている。