中国の若者の間で「ソウル病」という新語が広がっていると、韓国・ソウル新聞が9月18日に報じました。
この言葉は、韓流コンテンツに憧れる中国人がソウルを訪れた後、帰国してから抱く寂しさやむなしさを指すもので、SNSを中心に流行しているとされています。
当初は「旅行が終わって寂しい」という軽い意味でしたが、徐々に「ソウルの街や文化が忘れられない」「旅行後の現実がつらい」といった深い感情を含む表現へと変化。
中国版TikTok「抖音」では「ソウル病がひどくなった」という投稿動画が97万以上の「いいね」を集めるなど、大きな反響を呼んでいます。
コメント欄には「漢江に行ったらソウル病になった」「韓国人に道を教えてもらって感動した」といった体験談も並んでいるとのことです。
一方で、韓国のネットユーザーはこの記事に冷ややかな視線を送っています。
「親中を誘導しようとするな」「世論操作だろう」「くだらない記事を書くな」といった批判に加え、「中国人が旅行に来るのは経済にプラスだが、参政権や国籍付与は別問題」といった強い意見も寄せられています。
「ソウル病」という言葉が話題になる一方で、韓国内では中国との距離感をめぐる複雑な感情も浮き彫りになっています。