ソウル地下鉄5号線で乗客の命を脅かす放火事件が発生し、
容疑者の男性が殺人未遂などの罪で起訴されました。
被告の60代男性は、先月31日午前、走行中の地下鉄車内でガソリンをまいて火を放ちました。
当時、列車には481人が乗っており、そのうち身元が確認された160人について、
検察は殺人未遂の被害者と認定しています。
これまでは33人とされていましたが、通報記録や救急搬送記録の再調査により、
被害者数が大幅に増えました。
検察によれば、容疑者は離婚訴訟で不利な判決を受けたことに不満を抱き、
事前にガソリンを購入して市内の主要駅を回り、犯行のタイミングをうかがっていたとのことです。
さらに、事件前には全財産を処分するなど、計画的に行動していたとされます。
検察は「公共交通機関での大量殺人を想定し、可燃性液体をまいて着火した行為は、
テロに匹敵する極めて悪質な犯罪だ」とし、殺人未遂容疑を追加した理由を説明しました。
もしガソリンだったら、もっと大変なことになっていたはずですよね